養老保険と個人年金保険


養老保険と個人年金保険

積立保険とは、貯蓄性が高いタイプの保険の総称で、「養老保険」と「個人年金保険」が代表的です。女性の加入者が比較的多いこの保険、もっぱら今は損だということで、あまり積極的に販売されていないようです。また、保険料が高い、月々の負担が重い、という理由で、生命保険見直し時にあっさり解約されてしまいがちなこの保険ですが、実際はどうなのでしょうか?

 養老保険は、超長期の固定金利商品と同様ですので、高金利のときに有利で、低金利のときには不利です。よく掛け捨てはもったいないと思われる方もいるかと思いますが、満期保険金が必ず支払われますので保険料も結構高くなります。またインフレにも弱いです。

 保険の加入の目的が、「貯蓄」なら他の積み立て型金融商品や安定性の高い投資信託、「死亡への備え」なら、定期保険の方が望ましいようです。高金利時または金利下降時には反対に固定金利商品が有利になります。

養老保険とは

養老保険の目的は

1.死んだ時には遺族に保険料(死亡保険金)を残す

2.無事に生きたときは自分で保険金(満期保険金)を受け取る

養老保険には
毎月いくら積み立てるといくらの満期金をお約束します。という積立商品のタイプもあれば、一括で支払って、何年後かに満期金を受け取るというタイプもあります。
これは要するに保険料を月払いで払うか、年払いで払うか、のちがいです。当然ですが、一括払いのほうが利回りはいいです。ただし一括払いには落とし穴があります。

この保険は積み立てた場合のみ有効です。積立期間中すなわち保険期間中に契約者が亡くなった場合、受取人が保険料を免除されて、満期金と同額を「死亡保険金」として受け取れます。これが養老保険の最大の利点となります。
一括払いだと、この利点はなくなってしまいます。
利回り重視の金融商品として利用する場合は当然一括払いのほうが利回りが多いわけですが、一括で支払ってしまうと「保険料免除(積立免除)」という利点が使えません。全部払ってしまうわけですから。オマケのメリットが使えないのということです。

しかし普通預金や定期預金でノーリスクで積み立てるのであれば養老保険のほうが戻りは多いことは確かです。。同じ満期金(満期保険金)を設定しても支払う保険料は各社まちまちです。

昭和60年から平成2年くらいまで予定利率が6.0%のものもあったようです。このころは、養老保険は借金してでも入れなどと言われていたとか??現在は1.5-1.75%のところがほとんどです。

また、低金利の世の中で、何年も先の満期金を約束するような商品を積極的にPRする保険会社は存在しません(一部例外はありますが)。今後運用難がさらに続くような事態になれば保険会社はさらに負債を増やすだけです。もし加入を考えるのであれば、自ら進んで保険会社に連絡しないと、営業マンはうりに来てはくれないかもしれません。

養老保険と個人年金保険

養老保険と個人年金保険はどちらも同じように貯蓄目的で利用さてていますが、違いは
養老保険は生死混合保険を言われていて加入後すぐに死亡しても死亡保険金額を受け取ることができますが、個人年金保険は払った保険料相当額が戻るということで生存保険と言われています。

養老保険:加入後保険期間中は満期保険金と同額の死亡保険金があり、保険期間満了後に満期保険金を受取れる

年金保険:加入後保険期間中は既払込保険料相当額(積立額)分の死亡保障(言い換えれば積み立てた額が帰ってくる)があり、保険期間満了後に積立額を年金原資とし設定された形式(確定年金・有期年金・終身年金等)の年金として受取る

というように、年金は貯蓄ですが、養老保険は貯蓄系の死亡保険です。

また、生命保険料控除で養老保険はは一般生命保険料に含まれますが、年金は特別に個人年金保険料控除の対象となっているのは、上記の通り将来の年金の自助努力として積み立てているものは個人年金であり、養老保険は死亡保険であるからだそうです。 ただし、個人年金保険も税制適格特約を加入時に付加していないと個人年金保険料控除の対象にはなりませんので契約時は注意してください。