老後資金の作り方



老後資金の作り方

老後資産の運用

恥ずかしい話、私は一生懸命働いたら、年金と退職金でそこそこ楽しく暮らせて行けると思っていました。が、今はそんな甘い時代ではないのですね。退職金制度自体が変更になっている会社も少なくないですものね。でも、老後資金の運用は、50代を過ぎると失敗が許されないのでちょっと大変です。大前研一さんだったと思うのですが、

50代が必死で勉強しなければいけないのは、資産運用である。資産運用には、これからの生活がかかっている。大学受験に費やしたのと同じくらいのエネルギーを傾けて勉強すべきではないか。

という名言がありますが、まさしくそんな感じですね!!

まず、資産運用をするにあたって最も大切なことは、リスク(危険性)とリターン(収益性)の考え方をしっかりしておくことです。一般的には、ハイリスク&ハイリターン、ローリスク&ローリターンということです。その中間でミドルリスク&ミドルリターン。通常は、資金をこの2~3種類の運用パターンに振り分けて運用するのがよいとされています。性格の違う商品に分散させることにより、リスクを軽減できることがメリットです。

また、こんな時代にうまい話が転がっていないと思って間違いありません。金融商品の仕組みやリスクが理解できない時は手を出さないのが賢明です。

ハイリスク・ハイリターン ミドルリスク・ミドルリターン ローリスク・ローリターン
元本割れの危険性は大きいが利益も大きい 元本割れの危険性はあるが、損失は小さい 元本割れの心配はないが、利益も小さい

株式

外貨商品

投資信託

転換社債

銀行の普通預金

郵便貯金

国債

老後必要資金の考え方

老後必要な資金といっても、毎日の生活費から、子供の結婚資金などいろんなレベルで考えなければなりません。

生活資金 予備資金 余裕資金

生活の基本となる資金ですので最も重要です。
公的年金にプラスして、生命保険会社の個人年金等で確実に運用していきましょう。ここは生活資金ですので絶対に死守したいところです。確実な運用を心がけましょう。

病気や事故等の万が一に備える資金です。
生命保険会社の介護保険等を利用して備えるのも有効的です。ですが、あくまでも万が一に備える資金ですのであまり大金を投資するのも有効な策ではありません。ある程度の幅を決めて備えておく事が重要です。

旅行や趣味等のために蓄えておく資金です。
当面使用する予定のない資金ですので、長期的な商品を利用することも有用な手段です。このような余裕資金の投資の場合、「最悪なくなってもしょうがない」という開き直りができますので、リスクの高い投資商品で手がけるのも有効です。

目的別 老後資金の運用

運用には、流動性(お金が必要な時にすぐ引き出せる)・安全性(元本が保障されている)・収益性(より高い収益が期待できるか)といった3要素を踏まえて分けておきましょう。

銀行預金なら元本1000万円とその利息までは預金保険で守られるので、銀行が破たんしても心配は無用。預金が1000万円を超えている人で破たんが心配というのなら、複数行に預け分けしましょう。

生活費・緊急予備資金 子供の教育費・結婚資金・車の購入費用・旅行費用・住宅所得資金・リフォーム費用・老後資金 余剰資金ののうちリスク覚悟で増やしたい資金

流動性

いつでも引き出せる流動性の高い資金

安全性

元本を確保したい資金

収益性

積極的に利殖を狙う資金

普通預金・社内預金・MMFなど 定期預金・定額貯金・貸付信託・国債・定額個人年金保険など 株式・投資信託・外貨預金・変額保険など

老後保障に対する私的準備状況  生命保険文化センターの調べ

具体的な準備手段としては、「個人年金保険・変額個人年金保険や生命保険」が41.0%と最も高く、「預貯金」の40.1%が続いています。年齢別の内訳は、男女とも40~50歳代で「個人年金保険・変額個人年金保険や生命保険」が高く、「預貯金」は高年齢層ほど高くなっています。

年代別にみてみると

男性 準備している 個人年金保険や生命保険 損保の年金型商品 預貯金

有価証券

 

その他 準備していない 不明
20代(249) 33.3 17.7 2.8 25.3 1.6 0.4 63.1 3.8
30代(347) 55.6 41.2 6.9 32.9 3.7 0 43.5 0.9
40代(353) 69.1 53.8 15.0 41.4 6.2 0.3 29.7 1.1
50代(444) 68.7 51.4 14.6 47.3 10.6 0.7 28.4 2.9
60代(431) 65.0 39.2 8.4 49.2 12.5 1.4 32.9 2.1
N=1862 59.7 41.7 10.0 40.3 7.5 0.6 37.7 2.6
女性                
20代(270) 33.7 19.6 3.3 22.6 1.5 0 59.3 7.0
30代(468) 53.6 36.1 3.2 32.1 2.4 0 45.3 1.1
40代(422) 65.2 51.9 8.5 38.2 5.0 0.5 34.4 0.5
50代(510) 69.0 48.2 9.2 48.6 9.2 0.2 30.0 1.0
60代(494) 66.2 39.7 7.5 51.8 7.5 1.2 32.0 1.8
N=2197 59.2 40.3 6.6 40.0 5.5 0.4 38.7 2.0
全体4059 59.4 41.0 8.1 40.1 6.4 0.5 38.3 2.3

<生命保険文化センター「生活保障に関する調査」/平成19年度>