個人年金保険の選び方
個人年金保険のタイプで選ぶ
個人年金保険の種類のところで説明したように、個人年金保険にはいろいろなタイプがあります。タイプを決めるときのポイントは
1.リスクのあるなしで決める:掛け金(元本)は保証されているか?
基本は、受け取る金額が払い込んだ保険料を下回ることがないかどうか、よく確認しておきましょう!!固定金利の商品と変動金利の商品があります。リスクを避けるなら固定金利ですが、金利上昇局面といわれている現在では、変動金利も魅力的ともいえます。
個人年金保険には、リスクの少ない「定額型」と、リスクのある「外貨建」と「変額型」と呼ぶタイプがあります。「外貨建個人年金保険」はアメリカドルやユーロなどの外国の通貨で保険料を運用するもので、年金額は外貨で確定している商品が一般的です。「変額型個人年金保険」は保険料を特別勘定(投資信託)で運用するもので、運用成果で年金額が変動します(運用がうまくいかなくても、元本が保証される商品が多い)。
外貨建は為替の変動で、変額型は運用資産の価格変動で元本を割るリスクがあります。「外貨建個人年金保険」「変額個人年金保険」と呼び、年金額が定まっている年金保険とは区別しています。ちなみに、このタイプは、保険料の払い方は一時払いが多いです。
2.受取が「終身」かどうか?
年金の受け取り方はいろいろなタイプがありますが、代表的なのは「終身年金」と「確定年金」です。前者は死亡するまで年金が受け取れるもので、年金の受け取りを開始してからの一定期間(10年が一般的)内に死亡しても受け取りは保証されている「保証期間付終身年金」が一般的です。このタイプには、保証期間があり、夫婦の両方が死亡するまで年金が受け取れる「保証期間付夫婦年金」もあります。「確定年金」は、年金の受け取りがスタートしてから、生死に関係なく一定期間(5・10・15年など)受け取るものです。健康に自信があるのであれば「終身」で受け取れるタイプがおすすめ。長生きすればするほど得になります。
3.保険料の払い方によるタイプ分け
月払い・半年払い・年払いなどの分割で払うタイプと、まとまったお金を一括で払い込む一時払いがあります。分割払いタイプの保険料の決め方には、2つの方法があります。何歳から・いつまで・いくらの年金を受け取るかで保険料を決める方法を「年金建」、月1万円などの払う保険料・何歳から・いつまでを決めると年金額が決まる方法を「保険料建」と言います。
一括で払い込むタイプは、「一時払個人年金保険」と呼び、分割払いタイプとは少し異なる仕組みの商品もあります。
この3つが個人年金保険の選ぶ時おさえておきたいポイントですが、個人年金保険は、どちらかというと、若い人向きの商品です。50代になってから5年・10年で保険料を払い終えようとすると、毎月の負担は数万円になり家計を圧迫します。20年~30年という長期にわたって保険料を払う時間のある30代いっぱいまでの若い人向きと言えるでしょう。しかし、個人年金保険のデメリットでもあったように金融商品としての魅力に欠けることと個人年金保険は途中で解約するのがもったいないことです。中断しにくいので、積立ができると考えることもできます。(私の場合はこれで貯金?ができましたって感じです)
個人年金保険は年金の使い方で選びましょう
個人年金を選ぶポイントとして、忘れてはいけないことが、年金をどのように使いたいかという目的を考えることが必要です。
【例えば】
1、退職から公的年金受給開始までの間の生活費として使いたい。
2、60歳代など比較的元気な時期に、趣味などにお金をかけたい。
3、公的年金では生活費に足りないため、不足分を補いたい。
といったことです。
1.や2.の場合、一定期間年金を受け取れる「確定年金型」が適しています。
3.の場合は、「(保証期間付)終身年金」が適しています。これは老齢基礎年金や老齢厚生年金などの公的年金と同様、死亡するまで受給できる年金ですから、公的年金の不足分を一生涯にわたって準備することができます。また、夫婦の両方が死亡するまで年金を受け取リ続けたい場合は、「夫婦年金」の利用も選択肢に入るでしょう。
個人年金保険の保険料は年金受取期間のタイプによっても違います。最終的には、「保険料負担がどの程度なら個人年金保険の契約を続けていけるか」といった面も加味して選ぶのがポイントです。
年金の受け取り期間のタイプは、長生きしそうなことを考えると終身年金が安心ですが、月1万円程度の保険料では終身年金は選べないかもしれませんし、終身年金は保険会社でも積極的に販売していません。確定年金でよしとしましょう。受取期間は5年でも10年をお好みで。
