外貨建て個人年金保険って


外貨建て個人年金保険って

個人年金保険は、大きく定額年金保険と変額年金保険に分けることができます。定額年金保険は、将来の年金原資や受取額が契約当初から決まっているもの、一方、変額年金保険は運用成績次第で受取額が変わるものです。外貨建て個人年金保険は、外国通貨で運用されるもので、その多くは外国通貨ベースでは将来受取る金額が決まっています。将来の金額が決まっているものは、定額年金保険に分類されますが、外貨建ての場合、円貨に換算すると、為替相場次第で、払い込む保険料も受取る額も増減する点に注意が必要です。円建てのものに比べて利回りが高いのが特徴です。例えば期間10年のものでは、2007年3月28日時点で円建ての場合1%~1.5%程度、米ドルなら4.5%~5%程度とかなりの格差があります。

この外貨建ての個人年金は、銀行などでも販売されるようになったことでぐっと身近になり、年々残高を伸ばし認知度を増しています。

外貨建て個人年金保険のしくみ

支払った保険料は、運用期間中については、契約日に設定された予定利率で運用され、その結果、年金原資も外貨ベースでは、契約時に決定している額となります。年金の受取りは、確定年金や、終身年金のほか、一括で受取ることも可能です。

また、運用期間中に、被保険者が死亡した場合には、死亡給付金が支払われます。死亡給付金は、基本給付金額、積立金額、解約返戻金額のうち大きい金額となりますので、外貨ベースでの死亡給付金は、支払った保険料よりも少なくなることはありません。

外貨建て個人年金保険のメリット


外貨建ての個人年金の魅力の1つは、やはり高い利回りにあるといえるでしょう。特に長期間運用する際には、わずかな利回り差でも受け取り額に与える影響は大きなものです。

海外ロングステイや豪華客船での世界旅行など、外貨が必要なライフイベントを計画している場合にも外貨建ての個人年金は強い味方に。また、分散投資をしていることにもなるので、将来の円安やインフレへの備えとしても有効です。

さらに、これは外貨建てに限らずですが、年金の受け取り期間が「終身年金」ならば、生きている限りずっと年金を受け取ることができるので、長生きすればするほどお金がかかってしまうという「長生きのリスク」に対処するのにも向いています。

外貨建て個人年金保険のデメリット


あらかじめ決められた利率で運用される外貨建て個人年金の場合でも、外貨ベースの受け取り額は確定していても、それを改めて日本円で受け取る場合はちょっと話が違ってきます。為替レートの影響で年金額は変動することになり、元本割れの可能性もゼロとはいい切れません。

また、加入時や解約時、保有中に発生するコストも気になります。保険という機能を備えている以上、単に預金や債券を保有する場合よりもコストは大きくなりがちです。